HEPSA/一橋大学派遣交換留学生の会

留学体験記・マギル大学

カナダ/ マギル大学
”自分にとって大事な目的は何かを
常に考えて行動するように心がけたことが、
充実した留学生活を送れる鍵だと思います”
世界中から留学生が集う名門総合大学
McGill

マギル大学は、1744年に創立されたカナダ有数の歴史ある英語系の名門校であり、北米に限らず世界中から多くの留学生が来ています。

総合大学であるため、Arts、Business、Law以外にも、ScienceやMusic、Medical Schoolなど、多種多様な学部があります。特にFaculty of Lawでは、現カナダ首相のトルドー首相出身の学部だったりします。

授業・学習状況

勉強熱心な友人に囲まれて
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所属していたFaculty of Artsで開講されている心理学、哲学、語学(フランス語)の授業を履修していました。北米の大学であることもあり、授業の課題は一橋に比べると非常に重く、毎日大量のリーディング・課題・小テストに追われている日々でした。周りの学生はとても勉強熱心であったため、期末前は友人と一緒に深夜まで図書館で勉強したり、休日は参考書を片手にカフェで優雅に過ごしたりなど、友人と互いの勉学を助け合いながら勉強できたことは良い思い出です。

生活

北米×フランス文化、他文化に寛容な街で
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マギル大学があるモントリオール・ケベック州は、北米で唯一の英語とフランス語のバイリンガル地域であることが最大の特色です。サンローラン川に面しているモントリオールは、過去にフランスの支配下にあった歴史が長く、今でもフランス文化が州全体として浸透しています(「ケベックって、世界史で習ったような…?」と思い当たる方がいらっしゃれば嬉しいです!)。例を挙げるとしたら、街中で聞こえてくる言語がフランス語ばかりだったり、レストランのメニューが仏英両方で書いてあったり、標識もフランス語だったり…街中の雰囲気のフランス色が強いため、初めのうちは「ここは本当に北米なのか…?」と思うほどでした。

このような文化的・歴史的な背景から何度も独立運動が起こった地域でもあり、住民も自らを「Canadian」ではなく「Quebecois(ケベック人)」と呼ばれることを好む傾向からも、唯一無二の文化圏であることが伺えます。

こんなにフランス色が強い中で、果たして英語が通じるか心配になるかもしれません。結論から言うと、そんな心配は全くありませんでした笑。というのも、英語に限らず多様な文化に対して非常に寛容的な地域でもあるからです。英語に寛容的である例として、挨拶が ”Hello” でも ”Bonjour” でもなく ”Bonjour hi!” であることが挙げられます。これは、フランス語も英語もどっちも行けますよ~というスタンスを表していることが伺えました。ケベック人の英語自体もペラペラで普通に通じるため、住んでいて特に不便はありませんでした。恐るべしバイリンガル教育。

また、冬はとても寒く、余裕でマイナス10度行ったりします。初雪は11月頭に始まり、4月まで雪が残るそうです。天候で大学が休校になることはまずないため、時には吹雪の中登校することもありました。一方で、ウィンタースポーツが盛んであり、冬には湖での屋外アイススケートやスキーなどができ、楽しいです。

英語圏でバイリンガル文化がどんなものか見てみたい北米の大学でしっかり勉強したいウィンタースポーツを楽しみたい!と思っている人は、是非留学先にマギル大学を検討してみてください!

最後に一言

充実した留学生活を送るカギは…
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留学目的は人によって様々だと思いますが、他の留学生の過ごし方を見て変に焦ったりはせず自分にとって大事な目的は何かを常に考えて行動するように心がけたことが、充実した留学生活を送れる鍵だと思います。

目的はどうであれ、日本にいては絶対に経験できないことをできる絶好の機会には変わりないと思いますので、人生で一度の大学生活に是非留学という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

基本情報

マギル大学 McGill University

845 Rue Sherbrooke O, Montréal, QC H3A 2T5, Canada

URL: https://www.mcgill.ca/mcgillabroad/