HEPSA/一橋大学派遣交換留学生の会

留学体験記・ポンペウファブラ大学

スペイン/ ポンペウファブラ大学
”現地の学生と関わり学んだ価値観”
活気のある大学
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ポンペウファブラ大学は、世界大学ランキング152位のスペインの大学で、特にビジネス系の学部が有名です。

 

大学の設立が1990年代ととても若いのが特徴的で、中心地に近い立地も合わさってとても活気のある大学です。昼間から大学でお酒を販売しているので、ビールを飲みながらランチをしている学生も見受けられました。

 

大学が用意している寮は値段が高価で、唯一安いところ(と言っても月に600€はする)は早い者勝ちです。私はもちろんその波には乗れず、外に自分で部屋を借りていました。

 

授業・学習状況

グループワークで仲良くなる
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学部によります。商学部なので、global studiesに所属はしていましたがコーポレートファイナンスなどの授業を取っていました。

ファイナンス系の授業に関してはレクチャーとセミナーが並行してあり、課題もあって出席も取られ大変でした。中には大学の学習内容を補修する塾に通ってる人もいるという話を聞きました。

一方、global studiesの授業はグループワーク中心で、大変ではありませんでした。しかしグループワークをするので学部の人と仲良くなれて楽しかったです。どこまで勉強を頑張りたいかによるかと思います。

生活

不便さを超える魅力を持つバルセロナ
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バルセロナは言わずと知れた観光都市です。食べて、飲んで、踊ってと三拍子揃っています。また治安も意外と悪くなく、自分は一切危ない状況ではありませんでした。もちろんスリや窃盗もありません。

しかし一方で、観光都市の弊害として、住居がとても高くまた不便なところもあります。エミリーインパリスを見た方ならわかるかと思いますが、自分もエミリーと同じく、エレベーターなしの5階に住んでいて、階段によって本当に鍛えられました。旧市街地で道が狭いためバスもなく、スーパーに買い出しに行くのも一苦労でした。

ただ、その不便を超えるような魅力が街には詰まっていました。将来仕事でもバルセロナに住むことはないと思うので、一生に一度、経験としてバルセロナに住むというのは非常に面白いと思います。

最後に一言

現地学生と関わる中で学んだ価値観
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交換留学に行かれる方は大学一年時から志している方も多く、それ自体を目標にされている方も多いかと思います。そして目標を達成し留学に行っても、何かの成果を残さなければと考えられている方も多いのではないでしょうか?

自分はそんな心つもりでスペインに降り立ちましたが、最初の一週間でそんな前提が吹き飛びました。そもそも大学には所属できる組織も中々なく、学部の人たちも勉強以外は友人や家族と過ごしていることが多い。日本で生活していた時と同様に大学行きながらスポーツしたりどこかの団体に入ろうと考えていた自分の当たり前は通用しませんでした

交換留学生という身なので感じなかっただけかもしれませんが、スペインの学生は肩肘を張らずに日々を過ごしている気がします。授業終わりに大学近くのカフェで話していても、非常にみんな自由な印象を受けました。友人や家族を大切にしながら楽しく過ごす、そんな価値観を肌で感じることができました。

大学にいた日本人も自分含め全学部で4人と少なく、現地の学生と関わる機会の多い貴重な留学先です。その人との関わりの中で学べることは、単に授業で最先端の内容を、教室で受ける以上の価値があるのではないでしょうか。英語圏じゃないから、とかちょっと治安悪そうといった理由で遠慮される方も多いかと思いますが、それはもったいないです。

是非一つの選択肢として、留学先の候補に入れていただけたら幸いです。もし興味を持たれた方がいれば気軽にご連絡ください。

基本情報

ポンペウファブラ大学 Pompeu Fabra University

Plaça de la Mercè, 10-12 – Barcelona, Spain 

URL: Universitat Pompeu Fabra (UPF)