ドイツ/ ミュンヘン大学
”交換留学は自分自身や日本という国を客観的に見つめなおし、新しい視点を獲得するいい機会です”
ドイツ1位の総合大学、留学生の交流も盛ん
ミュンヘン大学(ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン/LMU)は、世界大学ランキングでドイツ国内1位の総合大学です。メインキャンパスはミュンヘン中心部から程近い場所にあり、非常に便利です。国内2位のミュンヘン工科大学/TUMにも近く、留学生同士の交流も盛んで、友人がいればTUMのイベントにも参加可能です。
また、ミュンヘン大学はナチス政権下で、ナチスに対するビラを用いた学生の抗議運動(白バラ)が行われた大学です。メインキャンパス内にその資料館が残されており、ドイツの負の歴史を学ぶこともできます。
ちなみに、ミュンヘン大学は学生寮の寮費がとても安いです…!
これは個人により違いますが、私が住んでいたのは€300/月でキッチン・バス・トイレ付きの完全個室、10階で景色も綺麗な部屋でした!
授業・学習状況
自分のスタイルに合った履修が可能
ドイツの大学でありながら、英語での授業も充実しています。私自身、ドイツ語は完全初心者のまま留学が可能でした。ただ、学部によってはドイツ語の授業しか開講していない場合もあるので、事前に確認が必要です。授業の負荷の大きさはまちまちなので、自分のスタイルに合った履修ができると思います。
また、各学期の前に1ヶ月ほどの語学研修があるので、個人的にはこちらにも参加することを強くおすすめします。追加費用が必要ですが、毎日同じクラスのメンバーと顔を合わせることになるため、仲良くなりやすいです。遠足等のイベントも行われるため、ミュンヘンのことをよく知るいい機会にもなります。
生活
ミュンヘンで「ドイツらしさ」を堪能
ミュンヘンは南ドイツ、バイエルン州最大の都市であり、歴史的建造物や美術館、伝統あるイベント、サッカー、ビール醸造所など数多くの「ドイツらしさ」を抱えています。
特にビールの祭典であるオクトーバーフェストはミュンヘン発祥であり、毎年この時期には南ドイツの伝統衣装に身を包んだ人で街があふれます。
11月から12月にはこちらもドイツ発祥のクリスマスマーケットが数多く開かれており、会場ごとに違った雰囲気が楽しめます。物価は多少高いですが、治安も非常に良く、自然もあるので暮らしやすいです。
近隣には、ノイシュヴァンシュタイン城やダハウ強制収容所などがあり、ドイツの歴史を学ぶことができます。隣国オーストリアにもバスで2時間(ザルツブルク)ほどで日帰りできるなど、その土地での生活を充実させたい人には最適の都市と言えるでしょう。
最後に一言
自分や日本という国を客観的に見つめ直す
交換留学は、自分自身や日本という国を客観的に見つめ直し、新しい視点を獲得するいい機会です。
ありきたりな表現ですが、私自身留学前と後で見える世界が変わりました。後悔や失敗も含めて必ず糧になるはずなので、興味がある人はしがらみの少ない学生のうちにぜひ挑戦してみてほしいと思います。
基本情報
ミュンヘン大学 Ludwig-Maximilians-Universität München
Geschwister-Scholl-Platz 1, 80539 München, Deutschland